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令和3年10月10日長岡寺すこやか坐禅会

提唱:お寺からマインドフルネス 第2回「プラスかマイナスか」。
洞察力により、我々を拘束するもの(煩悩)からの離脱がおこるという考え方が倶舎論のダルマについての説明に出てきます。倶舎論のダルマについての説明では、その最初から煩悩のあるダルマと煩悩のないダルマとあって、(いきなり面食らってしまうのですが、)この煩悩のあるダルマでは、洞察、分別判断により煩悩が鎮まると説明されています。
確かに、分けて考えることで、物事の整理が進みます。それでは、坐禅の中で取り組んでみましょう。坐っていると、もやもやと考えが浮かんできます。その考えはプラスの感情やマイナスの感情を引き起こします。自分の内側で考えを突き詰める前に、外に一旦出してしまいましょう。外に出し、感情にシールを貼って表現したり、その大きさを数値化したりすることは、自分の心の中に起こった感情から一歩身を引き、自身の気持ちの状態を客観的に把握し、観察することに役立ちます。考えが浮かんで来るたびに、自分の中から取り出して、自分の目の前においてみましょう。それから、わかりやすいように、考えに伴う感情の名前の付いたシールを貼って目の前に置いておきます。取り出してしまえば、相手は手も足も出せませんので、あなたに危害を及ぼすこともありません。
次回は10月17日8時開催予定です。
なお、10月24日、31日、11月7日は、地域の御寺院様の行事に出席するため住職欠席です。各自にてお願いします。

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