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令和3年10月3日長岡寺すこやか坐禅会

提唱:お寺からマインドフルネス第1回「心とはたらき」。
いつの事からか、私にとって、「気持ち」ということばは実に捉えにくい言葉になりました。大人になるほど、「どうして私の気持ちを分かってくれないの」と言われて、ほとほと嫌になるということの繰り返しからかもしれません。そんな折、10年より前になりますが、たまたま機会を頂いた認知行動療法の研修会は、この「気持ち」についての考えについて、「考え」と「感情」とに整理をする機会となりました。英語ではI feel とか、I think とかという風に動詞が違うので綺麗に分かれるけれど、日本語はみんな「気持ち」になって、考えと感情が一緒になってしまいがちというお話だったと思います。改めて、どうして同じ「気持ち」のことばで表現するのだろうかと思いますに、「気持ち」が「心持ち」であったり、「心」についての仏教の取り扱いにも関係があるのかもと思い確認をしました。すると、心の働きについて、「感受」から「集中」まで、心作用が10も集まって書かれています。(さすが倶舎論、という感じですね。)感情や考えはこうして一つのことばに納められていたのですね。
 今回は、ここまでです。次回は、時に、考えと感情を分けてみることが役に立つことについて、考えてみたいと思います。

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