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令和3年12月12日長岡寺すこやか坐禅会

提唱:お寺からマインドフルネス:第7回「成道会」:降魔成道.
仏教には、お釈迦様に因んだ三つの大切な日があります。十二月八日は、その一つ、お釈迦様がお悟りを開かれたことに因んで、「道を成す」と書いて成道会といいます。お釈迦様がお悟りを開く場面は、様々な物語で表現されますが、そのうちの一つに降魔成道という物語があります。お釈迦様がお悟りを完成させる途中、菩提樹の下に坐り、種々の悪魔が現れ、あるいは誘惑しあるいは脅迫して悟りの妨害をしたが、それをことごとく退けるというお話です。絵画で表現されるものもあります。お釈迦様の周囲にはたくさんの鬼の形相をした妖怪のようなものがお釈迦様を槍で突かんと脅迫をしてきたり、魅惑的な異性がお釈迦様の目の前で踊り誘惑をする姿が描かれています。お釈迦様は魔を降伏するとありますが、絵画ではお釈迦様は降魔印を結び、片手を置いて静かに坐り、喧噪に緊張感をもって対峙する姿に思わず息をのみます。
お釈迦様の目の前に広がる「魔」の喧騒は、だれもが分かるものとして描かれています。そこには恐怖、怒り、色欲、不安などなど、誰もが持ちながらも、きちんと確認するのはどうも後ろめたいような、持って不安になるような感情が一通り表現されているようです。一つ一つの感情と対峙して、直接やっつけるという戦いではなく、適切に距離を保ち、つぶさに相手を観察しています。その感情がどんな感情なのかきちんと見極め、「そこにある」ことを認め、かつこちらが害されないように距離を保っています。「いるよね、そういう人。君にもね。」自身の感情との付き合い方を考えるときに、大いにお手本となります。

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